皆さまこんにちは。
今回はセラミック治療とホワイトニングを併用された患者様の症例を紹介させていただきます。
(患者様の許可を得て掲載しています)
セラミック治療とホワイトニングを併用した症例:初診時
初診時 カウンセリングのみでご予約をとってくださっていたM様(男性、40代)
お口の中を拝見すると、補綴物(前歯の被せ物)左上1、右上1、右上2 3歯が硬質レジン前装冠といういわゆる保険の「差し歯」でした。
硬質レジンという材質は保険外のセラミック歯等とは違い、経年劣化し変色します。
この方の差し歯「硬質レジン前装冠」も、治療してからかなりの年数も経っていたようで、変色も激しく起こっていました。
加えて、喫煙とコーヒーの影響で、補綴部分だけではなく根元の部分の着色も多い状態でした。
ちょうどコロナで自粛の頃M様はご来院されました。
もうすぐご自身で事業を立ち上げられるとの事。
「歯を綺麗にしとかなアカン!」・・・と思われたそうです。
そこで、差し歯の補綴部位はやりかえし、セラミック歯に変えられることをおすすめしました。
その他の部位はホワイトニングで白くしていくこと、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用した方法でホワイトニングをする事で白さを長く維持することができるとお伝えしました。
この方のホワイトニングプランはこちらで決定しました。
オフィスホワイトニング60分2クール 7回
ホームホワイトニング3ヶ月
2回目のホワイトニング
2回目のオフィスホワイトニング施術の写真です。
ホームホワイトニングもしっかり行われていたとのことです。
前回クリーニングも徹底的に行い、ヤニが綺麗に取れています。
禁煙はされていないので、またヤニは沈着してしまいます。
そのため、喫煙者の方は頻繁にクリーニングが必要です。
オフィスホワイトニング4回目
オフィスホワイトニング4回目時の写真です。
さらに、象牙質からの黄ばみが取れてきています。
ホームホワイトニングジェルは、濃度が低いものを使用されています。
ホームホワイトニングは、低い濃度でも長時間装着する事で、しっかり黄ばみを取ることができるのです。
オフィスホワイトニング6回目
オフィスホワイトニング6回目の写真です。
5回目のホワイトニンングを終えた後、かなりご自身でも満足される歯の色になったので、セラミック歯へやりかえる補綴治療をされました。
白くなってきていても、変色したレジンの歯が目立ってあまり白さを感じませんでしたが、綺麗なセラミックに変えられた事でバッチリの見た目になりました。(当院ではセラミック治療を行なっていないので、他院で行われました)
そして、今回が最後のホワイトニングでした。
最初に設定した目標シェード(お色味)よりもさらに明るい歯の色になりました。
差し歯の色はホワイトニングで変えることはできませんが、入れてから長く経っている差し歯(補綴物)がある方は見直しを考えてよいかと思います。
保険の差し歯からセラミック歯へやりかえ
M様も元々は保険の差し歯が入っていました。
保険の物は土台になってる部分と根っこに差し込んでる部分が金属でできています。
年月が経つと金属が染み出し歯ぐきが黒ずんでくることがあります。
(左)被せ物の縁も中の金属色が見えています。
(右)上の前歯あたりの歯ぐきの黒ずみが少し改善されています。
保険の差し歯(レジン)は一度変色すると、元には戻りません。
方法はやりかえのみです。
少し費用はかかりますが、セラミックは変色することはありません。
もちろんセラミックを入れたからといって一生大丈夫という事ではなく、入れた後が重要です。
定期メンテナンスを行って調子のいい状態をずっと保っていきましょう。
ホワイトニングは男女、年齢も問わずいつからでも始められます。
お口元にコンプレックスのある方、大きくお口を開けて笑えない方・・・。
このマスク時代のうちに綺麗にしてみませんか?