お口のトレーニングで口呼吸を治そう!
こんにちは。歯科衛生士の植田です。
口呼吸ですか?と聞かれるとNOと答える方がいらっしゃいますが、日本人の8割は口呼吸だと言われています。
『お口ポカン』という言葉が流行り、今ではお口の疾患の3本柱=虫歯、歯周病、口腔機能低下といわれています。
口呼吸や姿勢の悪さ、また無意識にしているなにげない癖が歯並びに影響を与え、歯を失う事態も招きます。
矯正という手段もありますが、その癖を治し、鼻呼吸を意識し、体を鍛えて姿勢を正せば改善する例もあります。
口呼吸
口呼吸の原因
●アレルギー疾患の増加(花粉症、アレルギー性鼻炎)
●軟らかい食事(口の周りの筋肉が発達しない)
●言葉の変化(メールなどで会話をしなくても意思をつたえられる)
●口遊びの減少(口笛が吹けない人が多数)
他にも原因はありますが時代の変化と大きく関連があります。
姿勢の悪さ
体の重心が足指ではなくかかとにあると猫背になり、首が前にでます。すると気道が狭くなり息がしづらくなるので補うために口が開き、ベロの位置が下がります。本来ベロは上顎にありますから、ベロの筋肉も衰えます。
無意識にしている癖
●ほおづえ
●うつ伏せ寝、横向き寝
●爪噛み
●片噛み
●唇を巻き込む
何気なくしていることがお口に悪影響を与えています。
お口を鍛えるトレーニング
●風船を膨らます
●本を読み録音し、発音を意識
●ほっぺたを膨らます
●あいうべ体操
●ベロ回し体操(ベロを大きく回す)
簡単に出来ることはたくさんあります。
また、姿勢を整えるために足指に体の重心をかけることも意識すると、背筋が伸びてお口を閉じやすくなります。
まとめ
みなさんもちょっとした癖はありませんか?まずは気づくことが大切です。また鼻呼吸を意識すること、鼻呼吸を促すためのお口の筋肉のトレーニングはいつでも誰でもお金をかけずできます。
お口の健康は全身の健康につながります。やってみてくださいね✨
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