何気なく生活している中でちょっとした〝癖〟ってありませんか??
歯並びに影響を与えるもので言うと、頬杖をつく・うつ伏せ寝・横向き寝・爪を噛む・唇を舐める・片噛みなどです。これらを態癖といいます。
日常化している癖は無意識なので自分では気づかないこともあるのです。
もしかしたら皆様もちょっとした癖が日常化し、歯を動かしたり、顔の歪みを引き起こしているかもしれません。
態癖の基礎知識
歯はたった数グラムの弱い力が継続的に加るだけで動いてしまう性質があり、矯正はその性質を応用しているものです。
人間の頭は子供でも1キロ以上あるため横向き寝やうつ伏せ寝で歯をおさえたまま眠ると、知らないうちに歯が動き、歯並びや噛み合わせを悪くし、顔の歪みを引き起こします。ひどくなると顎関節症、全身の歪みにつながることもあります。
永久歯への生え変わりの時期のお子様は歯が動きやすい環境であるため、特に注意が必要です。そして、矯正治療を行う場合に態癖が改善されていないとなかなか歯が動かなかったり、後戻りしやすくなります。
改善するには、癖に気づいてやめることです。
態癖でどんな歯並びになるの?
●爪を噛むことですきっ歯になる
●頬杖で歯並びが歪む、下の歯が後退する
などです。
まずはこの癖に気づきやめることで改善する事もあります。
また、虫歯や歯周病で歯を失うことによって片噛みになり、歯並びが崩れることもあるのです。
態癖の予防方法は?
定期的に歯科でお口の管理をしてもらいましょう。
歯科医師、歯科衛生士が歯並びや噛み合わせのズレから態癖に気づいたり、問診やお話している時に態癖が出る瞬間が見え、わかることもあります。その癖にあった指導を受けましょう。
そして虫歯や歯周病が悪化しないように早期発見早期治療、お口の中のバランスが崩れないように定期的にメンテナンスを受けましょう。