象牙質知覚過敏症の3段階とは?


院長の中井です。

通常知覚過敏は、外的刺激(冷水、冷風など)を受けて、歯に痛みが起こります。
原則として予防はできませんが治療は可能です。

私の象牙質知覚過敏症に対する考えは、まず知覚過敏は3段階に分類します。

第1段階 知覚過敏

閾値(感じる感覚)が上がり、歯の神経が敏感になっている状態、この様な場合は即効性で知覚過敏薬の効果があるものもあります。
知覚過敏鈍麻効果のあるものです。専門的効果のある物質は、50% AgNO3(硝酸銀)、5%KNO3(硝酸カリウム)などがあります。硝酸銀は銀イオンが歯質に着色の可能性が高いので、この場合は使用しづらいです。

 どのよな原理で効果があるのか専門的に説明すると、歯質にダメージなどなく漠然とした外的刺激による軽い痛みの場合、歯の神経細胞が敏感になっている可能性が高くなっているのです。

 細胞膜の外側にはNa(ナトリウム)イオン、また内側にはK(カリウム)イオンが逆転した状態になっていることが多くある様です。そこでイオン化傾向が早いカリウムイオンを歯面から取り込み、歯の神経の細胞膜をカリウムリッチ(Kイオンの多い状態)にすることにより、知覚過敏が治ります。また即効性があります。

Beauteが開発したNBペーストは、医薬部外品のため効果効能を書面にしてクライアントの皆さまにお伝えする事ができませんが、きちんと硝酸カリウムとハイドロキシアパタイトも配合されている優れものです。

第2段階 知覚過敏

象牙質の中は組織液で満たされています、その組織液が物理的、化学的刺激によって振動してそれが歯の神経に伝わり、痛みを発生させます。特に健康である歯質の状態で起きる痛みです。

この様な場合は、空気をかけられたり、軽い冷水などでも今までには感じなかった時に傷みが起こり、閾値には関係なく起こります。

この様な状態でのホワイトニングはお勧めできません。まずこの知覚過敏を治癒させる事が優先です。治療方法は再石灰化です。
NaF(フッ化ナトリウム)やハイドロキシアパタイト(ヒドロキシアパタイト)を多く含むもので、約1ヶ月程度歯質に刷り込むことで治癒します。

エナメル質、象牙質の結晶構造隙間に何らか理由で外的刺激が伝わり安くなっている状態を改善する事が治療のポイントになります。
NBペーストをしっかり刷り込むことでも再石灰化も促進されます。

その他にもお勧め商品はオパールエッセンスウルトラEZです。
これは医療品となりますので、使用方法の指導を受ける必要があります。

ウルトラEZは3%硝酸カリウム 0,25%フッ化ナトリウムが含有されています。

また、ホワイトニングトレーを使って15〜30分程度装着して行うタイプと歯に直接貼り付けるバンドエイドの様な感じで、使用するストリップスタイプの2種類あります。
これらの商品をうまく使用して、しっかり知覚過敏を治すことをお勧めします。

レーザー治療でも治癒しますが、CO2はお勧めできません。非接触で使用し、水分に反応します。
これによって炭化作用があり、歯表面に黒く焦げた瘢痕が着きます。特に前歯では審美性に劣ることになります。
また、ボンデイング剤で刺激を遮断するもので日持ちのするものもあるので、歯科医院に行ってしっかり相談して下さい。

第3段階 知覚過敏

上記写真の様に歯に実質欠損があったり、根(歯根)が歯肉の退縮によって露出している場合は、詰め物を行う処置で治療して欠損部を補う処置を受けるか、根の露出部に外的刺激を遮断する膜(マイクロレベルのもの)をはる処置が知覚過敏を治します。

また、根が露出している場合は第2象牙質の形成をしっかりすることで外的刺激を遮断することができます。

第2段階の処置で効果があれば、いいのですがない場は上記の処置を行う必要があります。

また、下記のようなディセンシタイザーという最近ではかなり効果の上がるものも歯科医院では行ってくれます。
知覚過敏治療のオールランダー的商品です。

また、ご自身で知覚過敏のチェックをしたい場合は、hagashimiru.jpから知覚過敏簡易チェックが受けられますので、ご参考にされると良いと思います。

いずれにしてもパッと鏡を見て大丈夫と思わず、しっかり歯科医院に行って相談してから治療を行って下さい。
そしてしっかり治してからホワイトニングをしましょう。

今回はホワイトニングの話から少し外れましたが、知覚過敏はホワイトニングとは切ってもきれない相関関係にあります。
次回はまたホワイトニングの話をします。

院長 中井


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