(原因別)ホワイトスポットへのホワイトニング

ホワイトスポット(難しい症例)

ホワイトスポットの種類としては、歯牙フッ素による斑状歯が特に有名ですが、日本では少ないです。
ホワイトスポットの原因としては、エナメル質減形成(エナメル質が部分的に形成過程で構造に異常が起こる)、低石灰化、脱灰などがあります。

これらの原因により、ホワイトニングできるケースとそうでない(非常に難しい)ケースがあり、術者は原因をしっかり判断しなければなりません。

ホワイトスポットへのホワイトニングとは

ホワイトスポットは歯の表面に白い白濁が認められる状態ですので、オフィスホワイトニング単体だけでは白く綺麗にならないことが多いです。

下記写真では、歯茎(歯肉)付近に白い線のような模様が認められます。
この状態でホワイトニング特にオフィス単体で行うとすごく目立つようになります。


マージン部(歯肉付近)に白い線のようなものが認められます。磨りガラス状のような感じに見えることが多くあります。


下記写真はオフィース直後です。

白く白濁した部分が大きく目立つようになっているのが写真でもわかると思います。

このような場合はホームを続けること、エナメルマイクロアブレージョンをすることでうまく目立たなくなると考えられます。

ホワイトスポットは白濁がある歯面の白濁の総称であり、色々なことが原因でホワイトスポットが認めらるので、術者はしっかりした診断ができることが求められます。

エナメル質減形成によるホワイトスポットの場合

この場合のホワイトスポットは、エナメル質減形成で何らかの理由でエナメル質の構造が部分的に異常を起こしています。

これは間違っても綺麗な白い歯にホワイトニングではならないです。

しかし、ホワイトスポットとの境界部を薄くすることで、目立たなくすることはできます。この場合はエナメルマイクロアブレージョンとの併用が確実に必要となります。

次の写真は、エナメル質減形成部を取り除きコンポジットレジンという詰め物に置き換えたものです。

このような場合、術後すぐは綺麗ですが、5年程度経過すると、コンポジットレジン部の内部編成が起こり、色が変色してくる可能性が高くなります。

左が術前で右が術後です。
また右のようにうまくコンポジットレジン修復がうまくいくとも限りません。

エナメル質減形成によるホワイトスポットの場合2

下記クライアントは、ホームをしないクライアントで、時々オフィスホワイトニングを受けにきます。実際には口腔内も綺麗です。

マイクロアブレージョンとセットで2回ほど2週感覚で実施しました。
我々はもう少し綺麗になると考えていましたが、クライアントはかなり判りづらくなったと喜んでいたので、3回目は行いませんでした。
あとは、NBペーストでしっかり磨き込んでもらい、3ヶ月後にメンテナンスに来ていただくことになりました。


左写真が術前で、右写真がエナメルマイクロアブレージョンとオフィス2回目終了後です。

現在であれば、エナメルマイクロアブレージョンとホワイトニングの組み合わせが一番ベターでしょう。

脱灰によるホワイトスポットの場合

エナメル質の脱灰が原因でホワイトスポットができる場合、簡単に言えばカリエスの初期症状なのです。この経過を経て白くなった部分に着色が起こり、濃茶色になって行きます。

上記写真左は術前右は術後です。
この場合ホワイトニングとNBペーストの刷り込みを繰り返し1ヶ月程度NBペースト刷り込み、後日、ホームを2週間程度実施しました。

ホワイトニング後は再石灰化が促進されるという神奈川歯科大学保存科のデータもありますので、まさにその通りに行って、かなりクライアントには喜んでいただきました。

後余談ではありますが、日本では少ないですが、歯牙フッ素症のホワイトスポットの改善にマイクロアブレージョンが生み出されたのが、マイクロアブレージジョンの始まりです。

ようやく我が国でも、ウルトラデントジャパン社よりオパールストラという商品が認可を受け発売されています。

ボーテでもオフィスホワイトニング+マイクロアブレージョンのコースがありますので、ホワイトスポットで悩まれている方は、お気軽にご相談にお越しください。